2015年04月



1212 [CD+DVD]<初回限定盤>


SPACE SHOWER MUSIC
2015年1月28日 発売


祝スチャダラパー結成25周年!!

90年代初頭の日本のHIPHOPの創世記を支えた存在にして体力は衰えたが、いまだに人気は衰えないスチャダラパー。

通算12枚目ということでアルバムタイトルが「1212」というテキトーさ加減にしてかっこよさも感じさせるのが流石っす。

特典DVDには日比谷野音ワンマンの「23」がまるまる収録されてて買って得したわ!

歌詞カードを観ながら聴くとニヤニヤ、増税するそんな首相はイヤイヤ。


相変わらずのゆるーく、ダラッと、脱力感MAXですが、この人達はマジですごい。

じゃないと25年もやってけないもん。

もはやアラフィフなのに、時代の最先端をひょいひょいと軽々スキップでいく、スチャダラパーはそんな印象だ。


言葉遊び、言葉のチョイスBOSE、アニどっちもキレキレ。

トラックもどれも遊び心満載、特にゲームの音を大胆に取り入れているというのが強い印象ですね。


CMでも流れてた「ゲームボーイズ 2」、「M4EVER」はゲームについての歌詞とゲーム音がぴったりでRGネタを入れるなどもうサイコーです。


チャットモンチーとのコラボの「M4EVER」は橋本さんがアニとBOSEのお母さんという設定でおもしろいし、メロディーがチャットモンチーらしさが出ている上に二人のリリックが乗っかって良いです。

「ザ・ベスト」では昔が良かったと言いながら、「今が最高」と言い切り現在進行形でのスチャが垣間見れる。

「哀しみ turn it up」では一転して2015年版の80年代風の曲になっている。


「Off The Wall」では清水ミチコが参加し、曲じゃなくこれはもうコントです。


その他の「中庸平凡パンチ」、「A.K.A ETC」、「恋のペネトレイト」、「Boo-Wee Dance」はただただかっこいいです。


盟友電気グルーヴも去年25周年でこの二組は本当に凄い、最低でも50周年まではやってもらいたい。笑


買わなきゃ損損、キツネはコンコン、スチャは行くぜこのままドンドン!


【収録曲】

01.イントロダクションワンツー
02.スチャダラメモ
03.ゲームボーイズ 2
04.ワープトンネル
05.M4EVER
06.ザ・ベスト
07.哀しみ turn it up
08.中庸平凡パンチ
09.A.K.A ETC
10.Off The Wall
11.恋のペネトレイト
12.Boo-Wee Dance

.


「ゲームボーイズ2」




「M4EVER」





「中庸平凡パンチ」





最初に読んだのは10代で全然面白いと思えなかった。

それより金田一少年の事件簿のノベライズが面白くてそんな推理小説家、もっとエンタメ性の強いものが好きだった僕には物足りなかった。

受験で夏目漱石の「こころ」を読んでから変わった。

心の中の小さな動きやささやかな言葉、ありふれた風景そんななかの美醜が凄くカルチャーショックを受けた。

10年ぐらいたって古本屋で売ってたのでストーリーは大筋知っていたけど、80分しか記憶が持たない博士、家政婦の私、息子のルート、この3人で紡がれていく物語。

これは純愛小説だと思う。

数学を通してしか他者とコミニケーションをとれない博士、そんな博士から数学、数字の魅力を感じる私、阪神タイガースのファンで小学生で無邪気なルート。


博士が毎朝起きるたびに絶望に打ちひしがれているだろうと想像する私、息子のルートをいつでも無償の愛で優しく包み込んでくれる博士を観て、おそらく私は博士を慕う感情が芽生えたろうと思っている。

博士みたいな数学の先生が中学か高校にいたら僕も数学が嫌いじゃなく好きになったろうと思う。

そして完全数「28」を背負った江夏投手がいい働きをしている。


本屋大賞をとっただけのことはある。




KYOTO MUSE 25th Anniersary
"25 SOULS"

Analogfish/Turntable Films/LOSTAGE 


このメンツで250人のキャパのLIVEが売り切れないというのが正直嘆かわしい。

そのおかげで僕は最前列のど真ん中で観れたわけだが。。



・LOSTAGE 


今年初LOSTAGE!

やっとLOSTAGEを観れた、やっぱりこのLIVEでの殺気、ヒリヒリ感がたまりません。

MCでは五味兄弟の軽妙な漫才、このMCとのギャップそれを笑顔で見守るドラムの岩城さん。

本当にいいバンドだ。


1曲目の「BROWN SUGAR」からノリノリだった。

「楽園」でゆったりし、そして僕の好きな「SURRENDER」、イントロのギターのアルペジオを聴くだけで鳥肌が立った。

そこから「BLUE」をはさみアルバム「Guitar」の最後の3曲をそのままやってくれた。

セットリストとしては本当にいい流れだった。

しっとりとした締めくくりだが、これも悪くない。

こういうこともするようになったLOSTAGE、丸くなったと嫌味を言ってる人もいるかもしれないが、僕は一つの円熟期を迎えたと思っている。


来月の長谷川さんとの2マンはアチコさんとベースでレコーディングに参加している堀さん、そして堀さんのバンドのシンセとボーカルの人の6人編成でやるらしいので楽しみだ。

この豪華な編成でゆったりと観れるなんて、今から楽しみです。

【セットリスト】

BROWN SUGAR
真夜中を
楽園
SURRENDER
BLUE
Flowers / 路傍の花
Boy / 交差点
Good Luck / 美しき敗北者達



・Analogfish

次はAnalogfish、ヒントと仲がいいので名前だけは知っていたが作品を聴きだしたのは去年出た「最近のぼくら」からなのであまり詳しくない。

でも「最近のぼくら」が個人的にツボでいつか観たいと思っていたのでラッキーだった。

下岡さんのラップテイストな歌と佐々木さんののびやかな歌声が両方聴けてよかった。

LIVE前すき家で牛丼食べてたら、なんか観たことある人が来て牛丼をさっさと食べて帰って行ってLIVEみて佐々木さんだと分かった。

やっぱバンドマンオーラがでてるんですね。

3人ともLIVEするのが楽しそうでいいバンドだなと思った。

7月にヒントとのイベント「アナログヒント」があるから行きたいんだけどなぁ。。


【セットリスト】

最近のぼくら
There She Goes(La La La)
Tonight
公平なWorld
(あと3曲ぐらいやりましたがわかりません。。)



・Turntable Films

1曲もわかりませんでした。。


完全に知らないバンドでした。

正直Analogfishがトリだとばかり思ってたので少しがっかりしたが、いいバンドだった。

5人編成で全員メガネっていう。。

曲はカントリーを基調にした感じで英語詞、日本語詞どっちもありで演奏も上手だった。

音源も欲しいと思ったが手持ちがないのですぅ。。

MCも面白かったな、また観たいと思わせてもらいました。



KYOTO MUSEが25周年でのこのイベント本当に素晴らしかった。

月に1,2回行われているみたいで。

こういう小さいLIVEハウスは今厳しい状況になっているだろうけど、こういうLIVEハウスがあるからこそ、若いバンドが育ち新なロックバンドが結成され、感動をもたらしてくれる。

安ければ2000円以下で生でバンドの演奏を聴かせてくれるこんな貴重なエンターテイメントの場所を減らしてはいけないと思う、もっと気軽に会社や学校の帰りにLIVEハウスに遊びに行くという風土が日本に根付けばいいと思う。






2014年4月16日発売

01.船に乗って
02.陽だまり
03.Summer
04.Orange
05.風の中で
06.夜に落ちた僕ら
07.時計台
08.夢の話
09.Lastdays
10.endroll

大阪を拠点に活動する4人組バンドTheSpringSummerの初のフルアルバム。

オルタナティブギターロックになるのかな。

僕の大好きなバンドLOSTAGEの五味さんのレーベルTHROAT RECORDSからの発売。

発売当初から気になっていたんだが、なかなか買えずにいた。

去年(2014年)末のこれまた五味さんのレコード屋スロートレコードの忘年会イベントのLIVEで初めてみてこれは凄いと思って、終演後買ってメンバーの皆さんからサインまで頂きとても丁寧に対応してくださった。。

全体を通して本当によくまとまっている、演奏やアレンジもとてもいい。
綺麗なギターのアルペジオや、激しいドラム、あまり主張はしないがとても曲を際立たせているベース。

曲も激しいものからミディアムなものまで幅広い。

ボーカル佐々木さんの詩がすごくいい。
「終わらない夜のことばかり歌ってます」と自身のツイッターのプロフィールの載せているように、どこか寂しげな詩がとてもいい。

詩だけを読んでいてもとても刺激をくれる。

自身主催のイベント名がスーパーブルーというとおり「青」のイメージがぴったりだ。

これからも「青い」まま駆け抜けていってほしい。



「船に乗って」






THE NOVEMBERS

QUATTRO TOURS - A dacade Of Beaty -



THE NOVEMBERSが結成して10年一つの節目としての今回のツアー、まあTHE NOVEMBERSにとったら結成11周年の方が大事だろうしもっと大きいことをやってくれると期待しています。

THE NOVEMBERSフェスとかね。

イメージカラーが黒のバンドばっかりでそうだな、僕にはぴったり。




THE NOVEMBERSの小林さんと高松さんは僕より一つ歳が上なだけなのに、僕の倍以上の人生の経験をしたりいろんなことを探求したり、音と戯れたりしていてすごいなと思う。


今回のツアーは各地でインスタグラムからリクエストを受け付けて、各地で結構セットリストが変わるらしい。

大阪では「she lab luck」が上位だったらしく小林さんはこの曲はなんとなく大阪っぽい曲だからやっぱりなって感じたと話してくれた。

僕にはTHE NOVEMBERSの曲のどれとも大阪が結びつかないんだけどな、THE NOVEMBERSの曲のどれもがなんとなくセピア色でヨーロッパの昔の原風景みたいなイメージだ。


セットリストは去年発売した「Rhapsody in beauty」からと初期の頃の曲がメインだった印象。

僕がTHE NOVEMBERSとであったのは6年前ART-SCHOOLの神戸でのLIVEの対バン相手として予備知識がそんなになく観た、とても壊れやすそうなだけどとても芯のあるバンドだなと思ったのが第一印象だった。

それからずっとTHE NOVEMBERSを追ってきててすごい成長したなと思う、本当に尊敬している。


だから初期の頃の曲は思い入れが強いので嬉しかったな、本当に噛み締めるように演奏を目や耳に焼き付けた。


終盤での「Blood Music. 1985」、「Xeno」では周りを気にせず僕一人サビで手をあげノリノリで汗をかいた。

最後の「今日も生きたね」は生で聴くと格別だ、僕に涙腺があったら涙が止まらなかっただろう。


ENでは3作目「paraphilia」の最後の2曲「para」、「mer」を続けて。

本当に轟音と静けさが混ざったLIVEだったしとても満ちたりた気持ちにしてもらえた。

THE NOVEMBERSが演奏している時間を共有させてもらって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


MCでは2年前にでた大阪の夏フェスラッシュボールについて小さい方のステージのトリでLIVEしたんだけど次は大きい方で演奏したいのでみなさんお願いしますと語っていた。

アンコールのときは何故かホットペッパーを見つけたらきれいに並べたり、数に余裕があったら持って帰ってくださいと言っていた。

インタビューか何かが載ってるのかな。。






【セットリスト】

01.Romancé
02.Flower of life
03.pilica
04..I’m in no core
05..she lab luck
06.chernobyl
07.ニールの灰に
08.Arlequin
09.こわれる
10.白痴
11.ガムシロップ
12.primal
13.鉄の夢
14.Blood Music. 1985
15.Xeno
16.今日も生きたね

【EN】

17.para
18.mer

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