カテゴリ: THE NOVEMBERS




THE NOVEMBERS/LOSTAGE/Klan Aileen
「首 vol.9 -Louder Than Bombs- 」


THE NOVEMBERSが不定期で開催している自主イベント「首」が大阪で初開催された。
これはTHE NOVEMBERSの「Elegance」リリースツアーハネムーンの大阪公演でのアンコールのMCで発表された。

ほかに注目している若手の「Klan Aileen」と奈良の僕の最も好きなバンドの一つである「LOSTAGE」を迎えての初めての大阪での開催ということで僕は迷わず帰りにチケットを買った。




・Klan Aileen


小林さんが今日本の年下の世代で注目しているバンド。

ギターヴォーカルとドラムのみという必要最小限の編成。

2人だけとは思わせない豪快なサウンド、基本のリズムをパワフル野性的に叩くドラムとそのリズムのなか決まったコードを度外視するようにどこか不穏でそれでいてかっこいいギターサウンド、そしてきちんとしたメロディーなどないヴォーカル。

いや、ムチャクチャかっこよかった!
これはもっと知って欲しいし、とにかくLIVEをみてほしい。
曲もしらなくLIVEも初めてのバンドでこれだけ体を動かされたのは初めてだ。

新たな日本のロックシーンの築いて行って欲しいし、応援する。

終演後、物販で音源(1曲入り20分!!)を購入。
少し話をさせてもらったが、もともと地元の同級生で最初は今のドラムの人がベースでドラムがいたのだが脱退して、ドラムに転向させて、ベースを入れたが、ベースを辞めさせ、二人のこの編成でやっていこうということになったらしい。

ドラムの人は野性的な印象だったが、引きこもって音楽ばかり聴いているらしい。
そしてヤクザが怖い小心者だという。笑

これからに期待、とりあえずアルバム作品を出してほしい、そしてツアーでLIVEをまた観たい。

これからもっと凄いバンドになっていくだろう。



・LOSTAGE

今年3回目のLOSTAGE。

前はアコースティックだったので、久々の3人の轟音LIVE。

1曲は知らない曲で「えっ!」って思ったが後で聴くと新曲らしい。

これがまた凶暴な曲でかっこよかった。



あとは結構ありがちなセトリなんだが、やっぱりかっこいい。

おそらくこのLIVEでは僕一人だけLOSTAGEのTシャツとタオルを着てたと思う。

もう汗だくになるほど体を動かされたし、動いた。

やっぱ300人ぐらいのキャパのLIVEハウスが一番LOSTAGEが映えると思う。

豪快で暴力的な演奏。からの一転したゆるいMC。


セトリを書いてほしい人は終演後来てくれたら書きますとのことだったのでタクトさんに書いてもらう。1月にレコーディングをして6月ごろに新作(スプリット的なもので面白いことになりそうとのこと)を発表し、ツアーをする予定らしい。

これは楽しみだ2か所は行きたいな。

スロートの忘年会のチケットを買う。

僕の今年のLIVEおさめは去年と同じくスロートの忘年会だ。

今年も去年と同じく豪華なメンツでとても楽しみにしている。




【セットリスト】

01.新曲
02.真夜中を
03.楽園
04.Nowhere / どこでもない
05.Flowers / 路傍の花
06.DOWN
07.Good Luck / 美しき敗北者達



・THE NOVEMBERS


「Elegance」のLIVEの時にもっとも「首」らしいイベントになるんじゃないかと小林さんは行っていたがまさしくこれが「首」だったのかと。(ちょっと意味不明。。)


前2バンドが激しいバンドだったのもあるが、このLIVEでのノベンバはまさに凶暴だった徹底して攻めに徹し、一切守らなかったノーガード戦法だった。


ついてこれるもんならついてこい!って感じだった。


一曲めは敬愛するdipのカバーから始まり、あとはノベンバの中で最も激しい曲ばかりを怒涛に演奏していきMCなしで最後まで遣り切る。


4曲目ぐらいからもう汗が止まらなくなってタオルもびしょびしょになるぐらいだった。



アンコールで軽くありがとうといいそれからの「Xeno」。


もう完全に僕はKOされた。LOSTAGEにも完全にKOされていたが、もっとボコボコに1R30秒も持たずKOされた感じ。

それだけ今のノベンバは無敵である。

そしてこれからもっともっと強く、美しい音をどんどん生み出していくだろう。

おそらくノベンバはもうこの300人程度のキャパでLIVEはよっぽどのことがない限りしないだろうし、しかも僕の大好きなLOSTAGEとの対バンとはもう一生の宝ものです。

終演後物販で何も買わないのに図々しく高松さんと吉木さんにサインをいただく、LIVEハウスのスタッフの人がもう帰ってくださいと言ってる中どさくさに紛れて小林さんにありがとうございましたとだけいい握手してもらう。

ケンゴさんには接触できず。。

もう最高すぎた。

これだけ汗だくになって日常を忘れ魂を解放し、身体を動かし、頭をガンガン揺らしたのは結構久しぶりな気がした。

終わった後は暑すぎたのと疲れすぎたのでしばらく地べたに座り呼吸をととのえなければならないほどだった。

やっぱり僕にとってのLIVEはこうでなくっちゃ。



そして来年3月にはリリーズと開催している「BODY」を大阪でやることが決まっている、これは行かなきゃですよ。

正直リリーズはあんまり聴いたことないんですけど。。

それまでに聴いて予習しておかないとね。



こうして僕のいつもの年より10日長い11月はまだLIVEの余韻があふれ熱を持った身体と歓喜の渦のなか終わったのであった。



【セットリスト】


01.human flow (dipカバー)
02.Louder Than War (2019)
03.鉄の夢
04.D-503
05.dogma
06.Figure 0
07.Blood Music. 1985
08.236745981
09.出る傷を探す血

en.Xeno




2015/11/05 
THE NOVEMBERS at 大阪心斎橋 JANUS
10th Anniversary TOURS -Honeymoon-


2015年も当然ながら11月が訪れた、そうTHE NOVEMBERSの超強化月間だ。

今年は結成10周年ということもあり、春に10周年ツアーをし、先日に新作「Elegance」をリリースし、そのリリースツアーともいえる、Honeymoonと題されたツアーをこの11月から新木場コーストから始め、僕はそのツアー2か所目の大阪でのLIVEを観に行ってきた。


まず新作「Elegance」は実にすばらしい作品だ、THE NOVEMBERSのテーマともいえる「美しさ」を6つの曲それぞれで表現し、それぞれの曲がそれぞれの「美」を表現している、アルバムタイトルどおりとてもEleganceで上品で気品溢れる作品だと思う。


このLIVEでは前回や去年のLIVEと違って外国の方がちらほらと見受けられた、やはり素晴らしい音楽は国境をこえて聴く人に伝わるんだなと思ったし、同じTHE NOVEMBERSの音楽が好きだということがとても誇らしく思えた。

あとは前までならほとんど誰も曲中に手をあげたり、踊ったりする人はいなかったけど、最前列にいる人がとても激しいヘドバンしてて、踊ってるぐらいの僕ですら少しびっくりした。
THE NOVEMBERSのLIVEを観に来てる人の中にはそういうことをされることを不快に思う人も多分結構いると思う。
僕も他人に迷惑をかけてまでのモッシュやダイブをされるのは不快に思う、でも迷惑のかからない範囲でのLIVEの楽しみ方は人それぞれだし、LIVEを観に来ている人にはそれをする権利が平等にあるのでそこは大目に見てほしいと思います。



さて、LIVEですが、セットリストはおそらく東京でのLIVEと同じだと思います。
(違うかもしれませんが。。)
新作「Elegance」を中心にあとはLIVEの定番曲っていう感じですかね。
あと小林さんが髪をバッサリきっていましたね。


dogma、Blood Music. 1985、Xenoの流れは踊り狂って汗かきました。


演奏技術のうんぬんかんぬんは僕にはわかりませんが良い意味で何かとてもまとまっていた印象がある。10年やってるからというのももちろんあるだとうが。
あとは今回は左側の高松さんの側で観ていたのだが高松さんの演奏姿は黙々としていながらもとても妖艶でエロスを感じた。


印象深かったのは「marble」前のMCで小林さんが17歳の時に初めて作った曲ですと言っていたこと。小林さんは17歳でこんなことまで考えることができたんだとやはり凄いなと思った。


あと一番印象に残っているのは「Misstopia」。
5年前のアルバムタイトルにもなっていて1曲目に収録されているこの曲。
5年前僕は当時大学を卒業し、初めて入った会社の研修で東京にいた時にツアーファイナルで赤坂ブリッツで観たのを強く覚えている。

あれから5年が経ち、僕は体調を崩し入った会社をすぐ辞め、仕事をしていなかった時、付き合っていた彼女に子供ができ、結婚をし、和歌山県へ引っ越し、子供が産まれ、仕事をしてはすぐやめを繰り返し、嫁や子供に当たり、離婚をし、大阪へ引っ越してきて、最低限の生活を送っている。

5年が経てば誰でも何かあると思うが、僕のこの24~29歳の5年は僕が歳を重ね50,60歳になっても激動の期間であったろうと思いかえすことだろうと思う。


「Misstopia」を聴いている最中とても祝祭的でこんな自分でも許されている気がした。
もし僕に涙が流せるなら、涙が出ていただろうと思う。
言葉では言い表せないけどとても至福の時間だった。



THE NOVEMBERSのLIVE、小林さんの「叫び」を聴くといつも思うことだが、耳を塞ぎたくなるような痛々しさがあるんだけどずっと聴いていたいようなそんな感覚になる。
自分の中の中にある心を揺さぶられている気がする。
そしてLIVEを終えると自分の中の心がとてもきれいに洗われた気がする。

アンコール時のMCではTHE NOVEMBERSの自主企画「首」を初めて12月に大阪で開催されることが発表され、しかもそれにTHE NOVEMBERSと親交があり、僕の大好きなバンド、LOSTAGEが参加されることが発表された。

最後の「今日も生きたね」の時には僕の人生のいろんなことを考えながら僕の人生のこれからのことを考えながら聴いていて、希望をもらえた。



帰りに物販で今回のツアーの缶バッジのセットを買い、高松さんとケンゴさんにサインと握手をしてもらい、「首」のチケットを買って帰った。

THE NOVEMBERSと同世代であることをとても誇らしく思えたし、THE NOVEMBERSはこれからもどんどん成長していくだろうと確信した、僕も少しずつマイペースで生きていこうと思った。




【セットリスト】(おそらく、東京と同じだと思います)

01.クララ
02.バースデイ
03.chernobyl
04.心一つ持ちきれないまま
05.裸のミンク
06.dnim
07.鉄の夢
08.236745981
09.marble
10.エメラルド
11.出る傷を探す血
12.dogma
13.Blood Music. 1985
14.Xeno
15.Misstopia
16.きれいな海へ

【en】

17.今日も生きたね



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